簿記や経理の知識が活きる!在宅でできるおすすめの副業3選

「日商簿記を取ったから資格を活かした副業をしたい」
「経理で働いてる(働いていた)からその経験を活かせる副業を探している」

このような方が副業を探す場合、どのようなものが候補として挙げられるでしょうか。

もちろん本業だけで充分な稼ぎがあれば副業をしなくてもいいかもしれませんが、そもそも経理事務関係って比較的給料安いんですよね^^;

私も経理部所属なのでよくわかります(苦笑)

そこでこの記事では、簿記や経理の知識が活かせるおすすめの副業を3つご紹介したいと思います。

この記事を書いている現在(令和3年12月)では、まだ新型コロナウイルスが完全に収まっていない状況ですので、「在宅でできる」という条件も+αした上で選んでみました。

「簿記や経理の知識を活かした副業がしたいけど何をしていいか分からない」という方はぜひ参考にして下さい!

副業①:経理代行【実務の経験がそのまま活かせる】

まずは実務の経験がそのまま活かせる「経理代行」が挙げられます。

これは言葉のままですが、経理の業務を代行する副業です。

経理業務と一口に言っても様々な仕事がありますが、以下のような業務を受け持つことが多いですね。

  • 記帳業務
  • 給料計算業務
  • 請求書等発行業務
  • 年末調整業務
  • 売掛金・買掛金管理業務
  • 決算業務

どの業務も本業で経理をされた経験のある方であれば基本的に触れる内容ですので、取引先のルールさえ分かれば比較的対応しやすいでしょう。

中でも一番よく目にするのは、会計ソフトに仕訳を打ち込んでいったり帳簿を作成していったりする「記帳業務」です。

仕訳を入力するのには簿記の知識は絶対必要ですし、簿記の資格を活かせる最もメジャーな副業ですね。

経理代行の報酬相場

経理代行の報酬相場については、正直内容によってバラバラだと思います。

記帳業務だけする場合と、年調や給与計算もする場合とではかなり報酬に差が出てくるでしょう。

あくまで目安という部分でいうと、時給換算で1,000~1,300円くらいかなといった印象です。

記帳代行に限って言えば、1仕訳につき50~100円で承るというアウトソーシング会社が多いので、これよりも少しでも安く料金設定できれば顧客をゲットできる可能性は高いのではないでしょうか。

経理代行のメリット・デメリット

経理代行の副業をする際のメリット・デメリットについても触れておきましょう。

メリット・デメリットはそれぞれ以下の通りです。

◯ 経理代行のメリット
  • 慣れてる方ならサクサク仕事が進む
  • 本業に活かせる可能性もあり
× 経理代行のデメリット
  • 報酬が安い
  • 仕事の継続依頼が受けづらい

まずメリットとして挙げられるのは、本業でも同じ作業をしていて慣れている方ならサクサク仕事をこなせるという点です。

初めてのことに取り組むのは非常にエネルギーがいりますが、ある程度本業で同じような業務に触れているのであればそのエネルギーも軽減できるでしょう。

もう1つのメリットは、本業にも活かせる可能性があるという点です。

同じような業務に取り組んでいても、本業とは違う点(効率の良い作業方法など)も出てくるかと思いますので、それを本業の方にも活かせるのであれば一石二鳥です。

デメリットの一番手は、やはり報酬が安いという点でしょう。

上記の報酬相場でお話しした通り、経理代行の仕事は比較的低単価に設定されているケースが多いです。

少ない時間で一気にお金を増やすことは期待できないので、お小遣いをちょっと増やすくらいの感覚でいた方がいいかと思います。

もう1点のデメリットは、仕事の継続依頼が受けづらいという点です。

経理代行のお仕事は、基本的に繁忙期のスポットで依頼が集中することが多く、毎月継続的に依頼があるという案件はそこまでありません。

もちろん1回目の仕事で良好な関係が築ければ再度依頼があるパターンもありますが、それが1年に1回とかになってしまう可能性もあります。

毎月継続してお仕事が欲しいという方は、年調業務や決算業務などのスポットの仕事ではなく、毎月の経理代行を募集しているような案件を探された方が良いでしょう。

また、そんな事する方はほとんどいないと思いますが、情報漏洩なんてした日には裁判沙汰になる可能性もありますので、そのあたりには注意しておいて下さいね。

副業②:簿記講師【教えることで自分の知識量もアップ】

「簿記講師」というと教壇に立って授業をするというイメージが真っ先に出てくるかと思いますが、今回はあくまでも「在宅」を条件にしてますので、教壇に立つような内容のもの以外にも仕事内容があるという点を把握しておいていただきたいです。

新型コロナウイルスの影響でリモート講師というのも割と需要が出てきているようですが、他にも以下のような仕事が増えてきています。

  • 教材作成のお手伝い
  • 受講生からの質問対応

これらの仕事をこなそうと思うと、表面上の知識だけではなく深い知識が必要になりますので、先に解説した経理代行よりも少しハードルは高くなります。

簿記講師の報酬相場

簿記講師の報酬相場としては、時給換算で1,200~1,600円くらいといったところでしょうか。

上記で挙げた教材作成や質問対応だけなく、実際に講師として生徒を教えるとなると必然的に時給も上がってくると思います。

これも案件によって比較的バラツキがありますので、条件面はしっかり確認するようにしましょう。

簿記講師のメリット・デメリット

副業で簿記講師をする際にもメリット・デメリットが存在します。

以下、ご覧ください。

◯ 簿記講師のメリット
  • 自分の知識向上にもつながる
× 簿記講師のデメリット
  • 内容によってはかなり深い知識が必要になる
  • 業務によってはまとまった時間が必要

まずメリットとしては自分の知識向上にもつながるという点が挙げられます。

少なからず人に教える、人に説明するという業務に触れることになるので、自分の知識も向上するのは間違いありません。

自分が分からないことは他人に教えられないですからね。

ただ、逆にこれはデメリットにもなり得まして、ある程度の知識がないとそもそも仕事を受注することができないです。

そういう意味では、最低でも簿記2級以上の知識はないと苦しいと思います。

また、業務によってはまとまった時間が必要になるのもデメリットとして挙げられます。

特にリモート講師は1~2時間単位で受講生を教えることになりますので、ある程度時間に融通が利く方でないと厳しいのではないでしょうか。

副業③:ブログ・サイト運営【収益化まで時間はかかるが可能性は無限大】

簿記や経理の知識を活かしたブログ・サイト運営も副業として挙げられます。

当サイトも言ってしまえばその部類に入ると思いますし、他にも有名な簿記系・経理系のブログやサイトもたくさんありますよね。

ブログ・サイト運営をしようと思うと、簿記や経理の知識だけでなくサイトの運用方法なども学ぶ必要があるので、完全初心者の方からするとちょっとハードルは高いかもしれません。

もし、最初からブログ・サイト運営はハードルが高いという方には、記事作成の副業というのもおすすめです。

記事作成の副業である程度慣れてきたら、自分のブログ・サイトを開設するという流れが一番いいかもしれませんね。

ブログ・サイト運営で得られる報酬

ブログ・サイト運営で得られる報酬については、正直ピンキリです。

上記で挙げた経理代行や簿記講師はやればやっただけ報酬を得ることができますが、ブログ・サイト運営は悪ければいくら続けても0円という可能性もあります。

ただ、ハマったら月100万も夢ではない世界ですし、そういった意味では可能性は無限大にあるといえます。

ブログ・サイト運営のメリット・デメリット

ブログ・サイト運営のメリット・デメリットも挙げてみたいと思います。

以下の通り、2つずつピックアップしてみました。

◯ ブログ・サイト運営のメリット
  • 文章作成能力が向上する
  • 成果報酬の上限は無限!
× ブログ・サイト運営のデメリット
  • 収益化できるまで時間がかかる
  • 初めての方は覚えることが多い

まず、文章作成能力が向上するという点には非常にメリットを感じますね。

意外と文章を書くことに苦手意識を持っている人も多いようですし、実際「何を伝えたいのか全然分からん。。」っていう文章を持ってくる人も割といます(苦笑)

文章で人に伝えることができる能力というのは結構貴重だと思いますし、社会人ならぜひ身につけておきたいスキルです。

もう1点、成果報酬の上限は無限という点もメリットとして挙げられます。

ブログ・サイト運営はやったらやっただけお金が入ってくるというものではなく、ハマったら何もしなくてもお金が入ってくるというスタイルの副業です。

もちろんほったらかしというわけにはいきませんが、ほぼ不労所得に近い状態でかなりの金額を稼ぐことも可能です。

ブログ・サイト運営の強者たちは一ヶ月で数千万とか稼いだりするみたいですので、末恐ろしいですね(笑)

逆に、収益化まで時間がかかるという点はデメリットとして挙げられます。

さきほど、ハマったら何もしなくてもお金が入ってくると申し上げましたが、その「ハマる」までにはかなり時間を要する場合がほとんど。

早くても半年、遅かったら2,3年結果が出ないなんていうのもザラです。

こういった側面からも即お金が必要!という方には向かない副業だと言えるでしょう。

あと、初めての方は覚えることが多いという点もデメリット。

ブログやサイト運営を始めると、「HTML」やら「CSS」やらワケの分らん言葉(笑)がガンガン出てくるので、完全初心者の方は最初のうちはつまづくことが多いという点は頭に置いておいた方が宜しいかと思います。

仕事の見つけ方【クラウドソーシングを有効活用しよう】

ここからは、上記でご紹介した3つの副業の仕事の見つけ方について触れていきたいと思います。

まず、経理代行や簿記講師に関しては、クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングサービスで案件を探すことが可能です。

もしくはマイナビバイトやindeedなどのサイトで掲載されているものを見て探すのもOKですね。

順番にどういったサービスなのか軽く解説していきますね。

クラウドワークス

クラウドワークスは登録者数No.1のクラウドソーシングサービスで知名度も抜群。

案件数も業界トップクラスで豊富な種類の仕事があるので、副業初心者にも非常に人気が高いです。

クライアント側の数もかなり多く受注者の取り合いなるケースもあるため、単価も比較的高めの設定となっております。

実績を積んでいけばスカウトされることもあるので、このクラスになれば報酬の交渉とかもしやすくなるかもしれませんね。

ネックになるのは、少々手数料が高いという点でしょうか。

10万円までの報酬に関しては、20%の手数料をクラウドワークス側が持っていってしまうので、報酬全額が手元に残るというわけではない点は注意しておいて下さい。

Checkクラウドワークスの特徴
  • 登録者数No.1のクラウドソーシングサービスで知名度も抜群
  • 案件も多く、単価も比較的高めの設定
  • 自分にマッチした副業が見つかるので初心者にも人気
  • 手数料が高めなのが若干ネック

ランサーズ

ランサーズもクラウドワークスと並んで業界最大手のひとつ。

ネット上でクライアントとランサーとのマッチングが可能で、案件もクラウドワークスほどではないものの豊富に用意されています。

一定の条件をクリアすることで「認定ランサー」として発注者からの依頼が増えるという仕組みがあるため、実績を積めば積むほど仕事の獲得もしやすくなるのが特徴です。

なお、ランサーズも手数料が高めで、10万円までの報酬部分は20%かかるのが少々ネックになります。

Checkランサーズの特徴
  • クライアントとランサーとのマッチングが行える大手クラウドソーシング
  • 条件をクリアすれば「認定ランサー」として発注者からの依頼が増える
  • クラウドワークスよりは案件数が少ない
  • 手数料が高めなのが若干ネック

ココナラ

ココナラは上記2つのサービスとは少々違い、「自分のスキルを販売する」という側面が強いです。

どういう事かと言うと、クラウドワークスやランサーズは発注者が先にアプローチをかけるスタイルが基本ですが、ココナラは逆に「私、こんなことできます!」って感じで受注者側から自分ができる仕事を出品するかたちになっています。

で、ココナラも手数料が結構高いのですが、1円〜5万円以下の部分は27.5%、5万円超〜10万円以下の部分は22%と、かなり報酬から削られます。。

まぁ上記2つとは少々違ったタイプのサービスなので使い方によってはかなり価値があると思いますが、もうちょっと手数料が安くならんかなとは思いますね。

なお、ココナラでは販売実績、購入者の満足度を元にした「出品者ランク」というものがあり、こちらの階級が上に行くことで仕事の質のアピールにもなります。

Checkココナラの特徴
  • 他ではあまり見かけない自分から仕事を出品して依頼されるスタイルが基本
  • 手数料がかなり高めの設定
  • 「出品者ランク」を高めることで仕事の質のアピールが出来る

マイナビバイト

マイナビバイトは大手の求人会社である㈱マイナビが展開するアルバイト特化型の求人サイトです。

地域や職種などで絞り込みをかけることもできますし、こだわり条件なども踏まえて求人検索ができるので、自分が理想とするバイトがすぐに見つかります。

ただ、リモート型のアルバイトってあんまり求人がないので、今回挙げたような副業が見つかる可能性は少々低いかもしれません。

リモート以外も含めて探したいという場合は利用されると良いのではないでしょうか。

Checkマイナビバイトの特徴
  • 大手が運営する求人サイトで求人数豊富
  • こだわり条件などを踏まえて検索できるので自分にマッチしたものが見つかりやすい
  • リモート型の求人はあまりない

indeed

indeedは求人サイトとは少し違い、求人に特化した検索エンジンになります。

月間の利用者数が約3,000万人という日本最大級の求人サービスで、ネット上の様々な求人情報を見られることから、自分にマッチした求人が見つかる確率がかなり高いです。

先にご紹介したマイナビバイトなどの求人サイトは広告を掲載するのにお金がかかりますが、indeedは掲載だけなら無料でできるため、多くの企業が導入しています。

また、企業の口コミも見ることが可能なので、実際に働いた方の意見も参考にしながら選べるというのもいいですね。

Checkindeedの特徴
  • 求人に特化した検索エンジンで様々な求人を探せる
  • 実際に働いた方の口コミも参考にできる

サイト・ブログ運営は自分で調べながら進めましょう!

サイト・ブログ運営は自分で淡々と作業を進めていくことになるので、仕事を探すという感じではないですね。

世間ではサイトやブログの運営方法について色々な情報が出回ってますが、正直どれが正解かというのは分かりません^^;

とりあえず、「ブログ 始め方」「ブログ 初心者」などでネット検索して、上位に出てきたものを見ながら進めていくといいかと思います。

なお、記事作成のお仕事についてはクラウドワークスランサーズで案件が出ているかと思いますので、このあたりで探してみて下さい!

副業をする際に注意しておきたい3つのこと

ここまで、各副業について説明をしてきましたが、副業をする際に注意しておきたいことも存在します。

ここでは以下の3点を挙げてみました。

  • 本業の会社が副業可能か確認しておく
  • 税金の管理をする必要がある
  • 本業と副業の繁忙期が被る可能性がある

順番に解説していきますね。

本業の会社が副業可能か確認しておく

まず、本業の会社が副業可能か確認しておきましょう。

最近では副業を認めるという会社もかなり増えてきましたが、まだ副業NGの会社も多いのは事実です。

副業可能かどうかは会社の就業規則を確認すればわかるかと思います。

まぁ日本の法律では会社員が副業をいてはいけないなんて法律はありませんし、会社の就業規則に法的な拘束力はないんですけどね(笑)

それでも無視して副業をして、万が一見つかったら解雇とかはあり得る話なので、副業不可なのであれば潔く本業に専念するのがいいと思います。

税金の管理をする必要がある

副業をすることによって所得が増えると、もちろん所得税の納税額も増えます。

本業の方の所得税については会社がしっかり計算をして給与から天引きしてくれるので特に何も考えなくても大丈夫ですが、副業の分までは本業の会社では算出してくれないため、そのままにしておくと申告漏れになってしまいます。

副業で利益が出た場合は自分で確定申告を行い、必要な税金を納める必要が出てきますので覚えておきましょう。

で、申告するべき金額についてですが、年間20万円以下であれば申告は不要です。

ただし、これは所得税に限った話で、市区町村に支払う住民税に関しては20万円ルールのような特例措置はありませんので、別で申告をする必要があります。

このあたりがゴチャゴチャになってて、「年間20万以下=申告しなくていい」みたいに解釈しておられる方も結構いらっしゃるみたいですが、住民税は少しでも利益が出たら申告する必要がありますので、そこは勘違いのないよう気を付けておきましょう!

本業と副業の繁忙期が被る可能性がある

これは主に経理代行に関わる話ですが、本業と副業の繁忙期が被る可能性がかなり高いです。

特に、給料計算や年調業務、決算業務あたりは大体どの会社も同じ時期に行うため、本業でただでさえ疲弊している中、更に副業でも課題が山積みとなると体調の維持すら大変です。

例えば、以下のようなパターンなら比較的余裕を持って業務に取り組めるのではないでしょうか。

  • 本業は3月決算で、6月決算の会社の決算業務を行う
  • 本業の給与締めは末日で、15日締めの会社の給与計算業務を行う

こうすれば、繁忙期が被らずに余裕を持って仕事に取り組めると思います。

まとめ

ここまで、簿記や経理の知識が活かせる副業を3つピックアップしてご紹介してきました。

ご紹介した副業にはそれぞれ特徴がありますので、ご自身のスタイルに合ったものを選んでいただければと思います。

もちろん、今回ご紹介したもの以外にも簿記・経理の知識が活かせる副業はありますので、自分で色々と調べてみるのもいいと思いますよ^^

まぁ何にせよ、本記事最後の方にご説明した注意点だけはしっかり守っていただいた方がいいと思うので、いざ副業を始めるという際にはこのあたりは気をつけて下さいね!



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