アフターコロナ・ウィズコロナで予想される学習環境の変化について考えてみた

2019年11月末頃から世界を震撼させてきた新型コロナウイルス。

世界的には感染者数はまだまだ多いですが、この記事を書いている現時点(2020年5月25日)では、日本については収束の方向に向かっており、ちょうど本日、全国的に緊急事態の解除が発令された状況となってます。

※出典:朝日新聞

正常な元の生活に戻っていく兆しが見えつつある状況ですが、「あ~よかった。もうこれまで通りに生活しても大丈夫だよね!」とはいかないでしょう。

そこでこの記事では、アフターコロナ・ウィズコロナにおける考え得る学習環境の変化(当サイトが簿記検定についてのサイトなので)についてお話をしていこうと思います。

厚生労働省が提唱する「新しい生活様式」とは?

冒頭でも申し上げたとおり、新型コロナウイルスにおける感染者数は減少傾向にあり、収束の方向に向かっていっています。

しかし、現状ではワクチンの開発までは至っておらず、一旦収束したとしても、今後はインフルエンザのように毎年猛威を振るう可能性もあります。

そこで、厚生労働省は「新しい生活様式」として実践例を公開しました。

※出典:「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(令和2年5月14日)|厚生労働省

要約すると以下のような感じですかね。

  • 手洗い、咳エチケット等の感染対策
  • 「3密」の回避(密集、密接、密閉)
  • 人との接触を極力減らす

これをコロナ収束後も実践していくとなると、様々な場面でコロナ前からの変化が求められることになります。

では、次項から学習環境面において考えられる変化について見ていきましょう。

学習環境の変化1:オンライン学習(eラーニング)が主流になる

これは大体の方が感じ取られているかと思いますが、学習形態がどんどんオンライン(eラーニング)寄りに移行していっており、今後は更にオフラインでの学習離れが加速していくものと思われます。

コロナの影響がなくても徐々にオンライン学習に移行していってましたが、ここからは更にオンライン化のスピードが加速しそうですね。

もちろん学ぶ側もその流れに乗らないといけないので大変のですが、対面形式での通学講座をメインにしていた資格学校などは早急に学習形態を切替えていく必要があるため、相当な苦労があると思います。。

当サイトでご紹介しているクレアールスタディングフォーサイトなどのオンライン学習を主にしている資格学校は受講者数が増えている傾向にあるようですし、資格試験指導業界の序列も大幅に変わってくるのではないでしょうか。

学習環境の変化2:モチベーション維持がこれまで以上に重要になる

オンライン学習(eラーニング)が主流になるのはほぼ間違いないと思いますが、そうなってくると学ぶ側については今まで以上にモチベーション維持が難しくなると思います。

対面で行う通学講座の場合は同じ志を持った仲間と切磋琢磨できますし、講師の方々も生徒のモチベーションが切れないように的確なアドバイスもくれるでしょう。

しかし、これがオンライン学習中心となると、基本的には独りで学習を進めていくことになるため、自分を律して高いモチベーションを保ち続ける必要があります。

これがまぁなかなか難しい。。

色々なケースでモチベーションが低下してしまう可能性がありますが、いくつか例と解決案を出してみようと思います。

例①:SNSやアプリ、ゲームの通知などで集中力が途切れる

【解決策】せっかく集中して勉強していても、こういった通知1つで集中力が途切れ、元の集中力に戻るまで最低でも20分も要するそうです。スマホ(携帯)を近くに置いておかない。もしくは勉強する間は電源を切っておくということを徹底しましょう。

例②:ネットサーフィンでドンドン時間が過ぎてしまう

【解決策】タイマーをセットして、この時間だけはネットサーフィンをする!と事前に決めておきましょう。明確な終了ポイントを設けておかないと、次から次へと自分が知りたい、見たい情報が出てきてしまうのがネットの怖いところ。ダラダラネットを見続けることを抑制するためにも、タイマーを過ぎてしまったら自分にペナルティを科すのもひとつの手でしょう。

例③:立てていた計画通りに進まないとヤル気がなくなる

【解決策】そもそも基本的に計画通りにいかないということを頭に置いておきましょう。計画通りいかなければ、そこからまたリスケして立て直せばいいのです。計画が1日2日ズレたところで、そこからいくらでもリカバリーは可能です。

例④:成長を実感する機会が少ない

【解決策】自分もしっかり前に進めているという実感を得られるように、スマホアプリや各資格学校が提供しているeラーニングシステムを有効活用しましょう。同じ資格学校で学んでいる方の学習進捗状況やテスト結果などを見られる機能が付いているものも多くあります。

例⑤:なんだか分からないけど勉強の1歩目が重い

【解決策】自転車でも漕ぎ始めが一番ペダルが重いです。車も動き出しが一番エネルギーが必要です。勉強だって同じで、最初の1歩が一番重いのです。まずは「問題を1問解いてみる」、「テキストを1行読んでみる」といったスモールステップからじょじょに学習の強度を上げていきましょう。

このように、考えてみれば案外モチベーション低下の解決方法は出てくるものです。

ちょっと大げさかもしれませんが、モチベーションが維持できれば大抵のことはできるはずです。

モチベーションが下がってきたなと感じたら、まずはその原因を明確にし、その原因を取り除くための施策を考え実行していくクセをつけておくといいでしょう。

学習環境の変化3:SNSによる「人とのつながり」が求められる

「なんでもオンラインが主流になるのであれば、人とのつながりが薄くなりそう」

そう感じておられる方も多いでしょう。

まさにその通りで、これからは「人とのつながり」と一口に言っても、対面でのつながりが薄くなる可能性が高くなるため、その分「SNSによるつながり」が重要になってくるでしょう。

TwitterやFacebookなどのSNSを利用すれば、オフラインで生活しているだけでは絶対に出会うことのなかった人達と繋がる事ができますし、お互い励まし合うことの出来る仲間もできるでしょう。

「SNSなんてよくわからんし俺はやらん!」なんていう方も割といらっしゃるかもしれませんが、人とのつながりの土俵が対面からSNSに変わるのは時間の問題(というかもうだいぶ移行していってる)だと思いますので、これを機に挑戦してみることをおすすめします。

で、各資格学校でもこの流れを察知して受講生同士がつながれる専用のSNSを用意しているところもありますし、これからもドンドン増えてくるでしょう。

上の項で話したモチベーション維持にも通ずることですが、「人とのつながり」は資格の勉強においてもかなり重要なので、SNSも積極的に取り入れていきましょう。

アフターコロナ・ウィズコロナにおける学習変化まとめ

ここまで個人的な見解を書いてきましたが、要は「オンライン化の波に乗れるかが重要」ということです。

これは何も資格試験の学習のみならず、「新しい生活様式」によって今後我々の生活全体に影響が出てくる話だと思います。

新型コロナウイルスの蔓延でよりオンライン化が加速しましたが、じょじょに「オフライン → オンライン」に移行はしていってましたので、いずれはこのオンライン化の流れに乗る必要が出てきたはずです。

これまでオンラインの類を極力避けてきた方も、少しずつでも取り入れるようにしていってはいかがでしょうか。



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